2009年 06月 25日
不調から脱出
不調になると全てがダメダメモードになる。なにもかもにエンジンがかからなくなる。ポンコツの車になったようだ。その上、周りでもろくでもないことばかり起こる。なぜかはわからないけれど。
私にはすることが沢山ある。カモミールはちみつ石けんを作る。貰った野菜の種をまく。CDを焼く。写真を整理する。そしてスペースクリアリング!これらをバイトと家事の合間にこなさなければいけない。
それから一番しなければならないのは久保極の石の彫刻の作品の写真を撮り、英語のブログを作ることだ。この前からたらたら考えてはいるがどうしてもタイトルがぴたりと決まらない。あーあ。
バイトの帰り、ふと思いついて近所の公園をのぞいて見た。ギターの彼がいつものようにぼろぼろのギターで練習をしていた。
缶コーヒーを飲みながら、彼のギターを聴く。超絶テクニックのトミー・エマニュエルの『ミッシェル』を聴くと、思わずはあーとため息が出る。ハードな仕事の合間を縫って毎日、毎日練習している彼は本当にえらいよ。お喋りをしていて彼だけのオリジナルを作ればどうかという話になった。
私 「曲の最初と最後だけ決めといて」
彼 「最初と最後だけ決めといて・・・・・」
私 「途中で変調して・・・・・」
彼 「えっ-変調むずかしいっすね」
私 「できるよ。それでテンポも変えてさ」
彼はさくさくといろいろ弾いてみせる。うんいいじゃんか。ブルースを弾くととてもよかった。
私 「ブルース、かっこいいよね」
彼 「エンドレスに弾いていられるかも」
私 「ほら曲名出来たじゃない。エンドレス・ブルース」
ギターの彼のオリジナルのことを考えていたら、急に縺れた糸のようになっていた気持ちが嘘のようにぱらっとほどけた。
そうだ。私は普通のおばさんになんかなるつもりはない。ハードボイルドなかっこいいおばさんになるのだ。そして私は誰もがまだ到達できない地平を目指しているのである。昨日のことなんか考えていられないよ。
不調になって貴重な時間をどぶに捨ててはいられないのである。目の前のもやが晴れてぱっと視界が開けた。
ギターの彼と別れて自転車で坂道を走り抜ける。梅雨の合間の空気が急にきらきら光って見える。
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おかぴ
at 2009-06-28 22:34
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私も先月は絶不調でした。ヒマだと精神的にしんどいし、仕事の成果がはかばかしくないと自己評価不安に陥るしで情けない毎日でした。今月は仕事が増えたのでかなり浮上しましたが。
いろいろ身の回りが整理できないと頭が混乱するのは確かですね。タスクリストを作って一つずつやればと思いついてもエネルギー不足のときには実行できない。でもローフードのおかげでずいぶん助かっています。
最近清志郎の本やインタビュー読んでて、自分が世界と対峙するためには自分が間違っていないという確固たる信念が必要なことを教わりました。
私も自分が目標とする境地に至るまで、もがきながらも前へ進みたいです。
いろいろ身の回りが整理できないと頭が混乱するのは確かですね。タスクリストを作って一つずつやればと思いついてもエネルギー不足のときには実行できない。でもローフードのおかげでずいぶん助かっています。
最近清志郎の本やインタビュー読んでて、自分が世界と対峙するためには自分が間違っていないという確固たる信念が必要なことを教わりました。
私も自分が目標とする境地に至るまで、もがきながらも前へ進みたいです。
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habezo at 2009-06-29 10:06
>おや、おかぴさんも絶不調だったんですね!
>最近清志郎の本やインタビュー読んでて、自分が世界と対峙するためには自分が間違っていないという確固たる信念が必要なことを教わりました。
ホントそのとおりですね。さすが清志郎!私もそうします。
>最近清志郎の本やインタビュー読んでて、自分が世界と対峙するためには自分が間違っていないという確固たる信念が必要なことを教わりました。
ホントそのとおりですね。さすが清志郎!私もそうします。
by habezo
| 2009-06-25 16:09
| 雑文
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Comments(2)