2012年 08月 20日
奈良公園の鹿
で、この鹿達は愛想がない。愛想をしなくても食べ物には困らないしね。口の悪い久保極は自分が住んでいる地方都市の愛想のない女子のことを奈良公園の鹿と呼んでいる。
涼しいところを見つけるのが上手である。
暑いときはこうやってじっとしているのが一番。
彼らがいるところは風が吹き抜ける場所だ。
鹿せんべい売りの前でお客さんをじっと待っている。買ってくれたらすぐ襲撃。
中学校の時、写生大会で奈良公園へ行った。友人は池のほとりで絵を描いていた。私が見に行くと大体彼女は絵を描き上げていた。ふたりで絵をほったらかしにしたままその辺に遊びにいきしばらくして絵のある場所へ戻ると鹿が絵をかじっていた。ふたりで急いで鹿を追い払ったが、絵の隅がきっちりかじられていた。
彼女はあとで描いた絵を提出した。絵を順番に見ていった美術の先生は友人の絵を取り上げた。隅が一部かじられて欠けている。
しばらくじっと絵を眺めた先生は
「鹿にかじられたんか」
と納得していた。
by habezo
| 2012-08-20 14:02
| アウトドア
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