2016年 02月 03日
夏の思い出
その時、暑い暑い夏だった。あまりの暑さに嫌気がさして、ある日、当時の私の上司であったM君と、仕事から逃げ出してプールへ行こうという話しになった。
ふたりでリサーチへ行くということにして、でも、ふたりの鞄にはタオルと水着がしっかり入っていた。
阪急電車へ乗って、芦屋の市民プールへ行った。平日なのでそんなに人が多くなくてのんびりとプールで泳いだり、寝そべってお昼寝したりした。
それから明るいうちから開いているバーかなにかを探して、涼しいクーラーが効いている店内で、ジンフィズなんぞを飲んだ。優雅だなあ。
翌日仕事へ行くとアルバイトのTちゃんが、こんなに暑かったらプールへ行くのがいいですよね。なんてことを言う。あれっ、バレているのかな?ほんとだね〜プールがいいよねーとかわして後ろを向いてぺろっと舌を出していた。
あれから、何年経ったかなあ。M君も私も最高に奴隷には不向きな人間だった。ふたりとも自由な時間が何よりも好きでした。
M 君は今は空の上にいる。暑い夏の日、仕事から逃亡させてくれてありがとね!
寒い冬の日、夏を夢見ながら昔のことをふと思い出した。
by habezo
| 2016-02-03 00:10
| 雑文
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