2019年 03月 12日
運び屋
クリント・イーストウッドの映画は昔からよく見ていた。荒野の用心棒を皮切りにダーティーハリーのシリーズ、ダーティーファイターのシリーズなんか好きでした。監督作品では「グラントリノ」が好き。映画評も書いたよ。
で、最新作の「運び屋」。なんと88歳で90歳役を主演。しかも監督!!絶対見に行かねば!!早速初日に見てきました。
デイリリーという特殊な百合を栽培する園芸家のアール。でも、インタネーットに押され、仕事はなくなり、家も差し押さえられ、行き詰まってしまう。
どうしようもなくなり孫娘の婚約披露パーティーに顔を出して家族に助けてもらおうとするのだが、アールは娘の結婚式さえ自分の仕事の方を優先してすっぽかしてしまった過去があった。当然、娘や元妻に罵られ、それどころではなくなる。
しょんぼり、ボロボロのトラックに戻ったアールにパーティーに来ていた娘婿の友達の男性が声をかける。行くところがあるのかと問われ、どうにかなると答えるアール。ボロボロのトラックを見て随分走り回ったんだねと聞かれ、国じゅう走り回ったけれど一度も違反切符を切られたことがない、無事故、無違反だったと答えるアール。その答えに声をかけた男の目がキラッと光る。車を運転するだけの簡単な仕事があるよ、困ったらいつでも電話してと名刺を渡される。
さて、それが麻薬を運ぶ「運び屋」の仕事の始まりだった、、、、、
仕事の一回目、ドキドキしながら仕事を始めるアール。強面のメンズたちに凄まれ、ビクビクしながら運び屋をする。でも、仕事を終えた後の報酬に唖然とする。やばい仕事と分かりながらも、報酬に惹かれ仕事を続けるアール。ボロのトラックはピッカピカの黒の新車に変わり、差し押さえられた家も取り戻す。
孫娘の結婚披露パーティーのバーでの費用も出し、家族とも和解し、退役軍人クラブの建て替えの費用も出しみんなに感謝されるアール。メキシコの麻薬王の家での豪華なもてなしも受け良いことづくめのようなのだが。
さてはて。
細かいシーンに監督の采配が行き届いていて憎いばかり。
ドライブしている途中、タイヤがパンクして困っている黒人の男性を助けるのだが、この彼はスマホでやり方を探そうとしているのだが電波が届かない!なんでもインターネットなんだねと呆れるアール。ああ、イーストウッドは私と同じでネットが嫌いなんだと思った。
警官と警察犬に遭遇し、コカインを警察犬からどうかわすのかと思うのだが、このシーンにも笑ってしまう。
見張り役のメキシコ人二人を美味しいポークサンドウィッチの店に連れて行くと、周りからジロジロ見られ、居心地悪くしている二人に
「タコス野郎が白ばっかりの中に紛れ込んだからだ」
と答える。
そのあとの警官の職務質問も撃退する。
ヨレヨレの爺さんかと思いきや、度胸と勇気があって見ている方は思わず、アールに肩入れしてしまう。こんな爺さんいたらいいな。実にいい感じでイーストウッドは演技していた。本人も楽しかったと思う。
イーストウッドの映画はもちろん音楽も素敵!ラジオの音楽に合わせ歌うアールに後ろについていく見張りの二人も思わず歌ってしまう。
そしてアールが言う印象的なセリフ。
「お金でなんでも買えたけれど、時間だけは買えなかった」
ラスト、男として最高にかっこ良かった。
イーストウッドは30歳近く年下の彼女がいて、健康のために野菜やスプラウト、豆類を沢山食べているそう。100歳ぐらいまで監督主演できそうです
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by habezo
| 2019-03-12 16:38
| 映画
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2019年 03月 10日
3月のワイン飲み会
3月。雨が降ったり、寒かったり、暖かかったり、花粉とかPM2.5が飛んでいたりで体調を崩しやすいけれど、おいしいものを食べて、ワインを飲んでのり切ろうということで我が家でのワイン飲み会を開催。
最初になーんと贅沢にシャンパン
シャンパンには苺!それとオリーブの実、生ハム少し。
サラダ。サニーレタス、サラダ菜、にんじん、ブロッコリー、小かぶ、少し夜はひやっとするのでキノコ類をオリーブオイルで炒めて、ワインビネガーを入れたホットサラダにした。
晴れの国ならではの瀬戸内海産のシラサエビ。オリーブオイルで炒めて。レモンで。
メイン。肉食される方々のラムのソテー。付け合わせは新ジャガの皮ごとオリーブオイルで揚げ焼きしたもの。これが絶品 原木シイタケとパプリカのソテー。シイタケは原木が絶対おいしい。こういうシンプルなものが一番
ここまでくるとテーブルの上もぐちゃぐちゃ。家ならではのお気楽さね
その日のワインはla Selvanella。キャンティのリゼルバで2013年。もう何も言うことがありまへん。
そのあとエスプレッソとレモンケーキとチョコのケーキも食べて、、、、、
最後は頂き物の梅酒なんかも飲んでいました
だらだらゆるゆる食べて飲んでいられる家ご飯。最高です
抽象彫刻と言葉 ピタゴラスの箱UPしました。こちらもよろしく。
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by habezo
| 2019-03-10 15:14
| ワイン
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2019年 03月 03日
自分をリセット
どなたかがいなくて一人の時、私はヴィーガン食にして体を調整して、普段できない雑用を片付ける。
そして、昨日の夜は自分をリセットして初期設定モードに戻した。
これにはいろいろなやり方があり、どれがいいと言えるかはわからない。やり方は様々で、本も読んだけれど、自分なりに考えて、工夫した。
最初に、子供の頃に遡り、辛かったこと、苦しかったことを書き出していった。思い出すのも嫌なこともあったが思い出してざっくりと書いた。大人になってからのことも書いた。これも割とざっくりである。というのも以外と私は辛かったことを細かく覚えていなかったのですねきっと忘れようと無意識が働いていたのだと思う。
書いているうちに腕が痛くなり、書くことも嫌になってきた
書いたのは10枚ぐらいになった。
それをもう一度読んだ。
それから庭へ持っていて、ゴミ用の穴に入れて火をつけて燃やして捨てた、、、、、、
火を眺めていると過去の嫌なことは燃えていったような気がした。
大体のことが子供時代の頃にインプットされていたんだな。子供って一人では生きていけなくて親に愛されないとどうしようもない存在なんだもの。
そして、主に母親だけれど、自分がどうやって生きていいかわからないのに、子供にどうやって生きたらいいかなんて教えられなくて当たり前だったんだなと思った。そう思うとスッと楽になった。
人間長い間生きているからといって、うまく生きられるようになるわけではない。ただ単に「慣れる」だけだと思います。
私は63歳になったのでもう少しこれからは、可愛くきれいを目指そう。可愛くきれいなものを自分に与えてあげよう
そう決心したリセットした夜でした。
勧められてインスタ始めました。
久保極の彫刻をUPしていきます。全部の彫刻をUPするのは大変だけれどぼちぼちしていくつもりです。
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by habezo
| 2019-03-03 15:22
| 雑文
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