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うつくしいこども

カエル色の自転車で街をふらふら走っていると、前を女性がやはり自転車で走っていた。ローライズのジーンズをはいている。ほとんど半ケツ星人(失礼!)で黒のタンガ(Tバックショーツ)が半分ぐらい見えている。
「パンツが見えてるよ~」
と言って自転車で追い抜く。ちらっとお顔を見ると40代ぐらいであった。こわーーい。

私は今、流行のローライズパンツが大嫌い。からだのなかで一番冷やしてはいけない肝臓と腎臓が冷えてしまう。からだに悪い。きっと腰痛症になるに違いない。しかしベルト業界とランジェリー業界がぐるになっているのかジーンズを見に行けばローライズのものばっかりである。

それと変なのが、今、流行のブラウス。なんか給食のおばさんみたいなスタイルで、袖は中途半端な長さでびろんと広がっている。手の短い日本人には死んでも似合わないと思うのだけれど。
流行はブロバカンダと同じ。一種の洗脳ですね。自分に似合うに合わないはお構いなしで、毎シーズンごと新しい流行のものを買わなければいけないと思い込ませるのである。

ファッションについては今は亡き、マリリン・モンローのことが書かれた文章で印象的なものがあった。なんでもモンローのお手伝いさんの書かれたものだったと思うが、モンローのクローゼット(プライヴェート用)にある服はシンプルなもので色は黒と白ばかり。靴はみんなヒールの低いものだったそうである。自分が好きなもので自分に似合うものをそろえていたのだろう。

マリリン・モンローはカポーティーが書いたように「うつくしいこども」だったようである。
by habezo | 2008-05-21 10:50 | 雑文 | Trackback | Comments(0)