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私がヴィーガンになりたいと思うのは、この人がいるから。その人の名はスコット・ジュレク。ウルトラマラソンの王者。あのタマウマラ族にも勝った男。最強のアストリート。その上ヴィーガン。肉や魚だけでなく卵も乳製品も取らない完全な菜食主義者。そして、たとえトップでウルトラマラソンにゴールしても、ゴールの横に寝袋を置いて最後の走者がゴールするまで声援を送り続ける人。くるくる天然パーマの笑顔が素敵なナイスガイ!

そのスコット・ジュレクが40歳を過ぎて行き詰まる。もうレースで勝利するのは無理かもしれない。キャリアは終わりに近づいている。もう自分には時間があまり残っていない。そう考えた時、何ができるか?本物の長いトレイルを走破しようと思いつく。

そして、アパラチアン・トレイルの最速走破記録「FKT」に挑戦しようと決心する。世界でも有数の起伏の激しいトレイルを1日80キロ以上走ったり歩いたりして45日間、全長2189マイル(約3500キロ)を誰よりも早く走破する。

妻のジェイルーに
「どうして?」
と言われスコット・ジュレクはこう書いている。
なぜなら僕はどんづまりにいるから。
なぜなら、僕が40歳で、限界まで自分を追い込み、限界を超える感覚をもう一度実感する必要があるから。
なぜなら、僕は自分が持てるものすべてに心から感謝していて、だからこそ束の間、何一つない状態がどんな感覚かを思い出す必要があるから。

このところに強く共感させられる。

さて、妻のジェイルーやアストリートの友人たちのサポートを受けながらのトレイルランが始まる。

走り始めて7日目に肉離れを起こし、強い痛みに苦しみ、薬など飲んだこともないのに抗炎症剤を飲み、足を引きずりながらよたよた歩く。

普通ならばここで諦めているところだが、スコットは諦めない。驚異の精神力で乗り切る。

でもそのスコットも3回ぐらいもうレースは諦めると言い出すシーンがある。でもその度に、妻のジェイルーや友人たちに止められる。彼らはスコットが途中でやめたら、後でどんなに苦しむか知っているから。

どこまでもいい人のスコット・ジュレクは途中で出会うファンたちと一緒に走ったり、写真撮影にも応じる。厳しい岩場や悪天候にも苦しみ、クマにも遭遇するが、美しい壮大な自然にも癒される。

走っている間は自分と向き合う時間でもある。

一番悲しい苦しい記憶ー16歳の時、車でみんなでモールへ行って楽しく過ごしている間に、家で一人で残っていたスコットの母親(多発性硬化症に侵されている)が腰の骨を折り、車椅子で生活するしかなくなってしまったーを思い出す。「私はタフだから大丈夫」といつも言っていたスコットの母親は亡くなった後も、スコットを支えてくれている、、、、、

記録は無理かと思われたが、まだ可能性があり、最後の方は睡眠1時間で走り続ける。意識も朦朧として現実との区別もつかないぐらいになるが、スコットの肉体はまだ走ることを記憶している。この辺はもう壮絶。でもやめない。ここでやめるわけにはいかないのだ。

印象的だったのは、ヴィーガンのスコットが「変な酸っぱい匂い」がしだすというところ。1日7000カロリーもの消費に体が追いつかずに、自分の筋肉まで消化し出しているから!

数々の写真も魅力的。8キロも痩せて目がギョロっとなったスコットがポテトチップを抱えている写真は素敵。

生きていく上で私を支えてくれる本の中の一冊。

「NORHE 北へ」

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# by habezo | 2018-12-19 11:43 | 読書 | Trackback | Comments(0)

玄米菜食

玄米菜食_f0158625_17370326.jpg
久々に東城百合子先生の御本を読んでいたら、玄米菜食がしたくなった。実に単純な私118.png

小豆を入れた酵素玄米にして、じゃがいも、玉ねぎ、キャベツ、ラディッシュの葉っぱ、それに昆布は切ってダシにしたみそ汁。レンコンとごぼうのきんぴら。シイタケとネギの炒め物という献立を作った。

東城百合子先生は玄米は100回噛めと言われる。100回噛むと顎が痛くなります135.pngそれだけでエネルギーを使うかも、、、、、、

ずっと前に、東城百合子先生の講演会に行ったことがある。その頃、東城先生は80代後半だったと思われるが、お声もしっかりしていて、かくしゃくとしておられた。東城百合子先生の理論はいたってシンプル。命あるものをありがたくいただく。根っこー命、魂、心を大切にする。血液が酸性になるものは食べない。腹八分目にしてよく噛む。などなど。

はい、よく噛んで食べました。
でもよく考えると、我が家は10年以上前から玄米だったなあ104.png玄米はお水につけていつも発芽玄米にしている。たまに忙しくて発芽していない時もあるけれど、それはそれでかためで美味しい。フィチン酸でミネラルがなくなるとか言われるけれど、体の毒物を連れて行ってくれる作用の方が有用な気がする。

玄米菜食_f0158625_20182985.jpg
そうそう、私はローフーディストですから最初にサラダも食べているよ。寒いときは玉ねぎをオリーブオイルで炒めてヴィネガーと塩胡椒のドレッシングをかけるとサラダもほんのり温かく甘みも出て食べやすい。

当分、菜食続きます〜162.png

不調のときはこんにゃく湿布。捻挫したら里芋湿布。やってます!自然療法のバイブルですね。



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# by habezo | 2018-12-13 20:34 | ヴィーガン | Trackback | Comments(0)

ヴィーガン ビビンバ

ヴィーガン ビビンバ_f0158625_13300803.jpg
12月、飲み会などもあり食生活は乱れがち。こんな時にに体の調子を整えてくれるのは、やはり「野菜」。

とある日の晩御飯。思いついてヴィーガンのビビンバを作った。

菜の花、ごぼう、水菜、パプリカをそれぞれさっと茹でて、塩、おろしにんにく、ごま油で和えてゴマを振り掛ければナムルの出来上がり。大根とにんじんは酢を入れてなますにした。玄米ご飯に彩りよく乗せれば出来上がり。あいにくコチュジャンはなかったので豆板醤を混ぜ合わせて食べた。肉けたものが入っていなくても、十分美味しくボリューミー110.png

その日の晩御飯、サラダ、豆腐とわかめのスープ、大根のお漬物、そしてビビンバ。あっもやしがなかったので入れなかったけれどやっぱりもやしのナムルがある方がいいなあ。

この間、私のメンター、ヴィーガンのウルトラマラソンランナー、スコット・ジュレクの「NORTH 北へ」を読み終わったところ(書評書きます!)なので、ますます菜食に傾きつつある私162.png

ローフードを取り入れて菜食ベースにしてから、全く太らなくなり、病気もしなくなったけれど、もっともっと体力が欲しいなあ177.png

年とともに欲張りになってきますね。

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# by habezo | 2018-12-12 13:41 | ヴィーガン | Trackback | Comments(0)